三康文化研究所/三康図書館

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これまでの取り組み

これまでの取り組み

貴重な蔵書を守り利用に供していくために職員一人一人が自覚を持って書誌学への研鑽を積む必要があると思われます。

そのためには積極的に専門知識を深めていき、多くの方々と共有していきたいと考えます。

 

『金剛生月艸紙(こんごういけづきぞうし)』の翻刻作業

 

影印:写真により複製すること

翻刻:崩し字で書かれた原文を楷書体に直し刊行すること

 

 

2005(平成17)年4月から3年間、図書館員が翻刻作業をして完成しました。

平成19年度財団法人『三康文化研究所所報』第43号に掲載されています。

『翻刻する資料を選ぶにあたっては、影印や研究が未発表のものの方がやりがいがあると考え、現在のところ、当館と「相撲博物館」にその所蔵が確認されているだけで、研究もなされていないと思われる『金剛生月艸紙』を取り上げることにした。本書の体裁は18×11.8cmで、丁数は13丁という小振りな本であり、図版も多数挿入されている楽しめる内容で、初学者の手始めのものとして適当な本ではないかと思われたことも選定理由の一つである。』

財団法人『三康文化研究所所報』第43号序文(一部抜粋)

 

『金剛生月艸紙』(コンゴウイケヅキゾウシ)

立川(鳥亭)焉馬(二世)(タチカワ,(ウテイ)エンバ)(1792-1862)著

歌川豐国(三世)(1786-1864)画

 

『図書資料のカビ対策:三康図書館の事例』

平成12年に書庫にカビが発生してから平成13~15年にかけて、東京文化財研究所の方々とカビ対策をした報告書「保存科学」第42号(平成15年3月28日)に掲載されています

 

書庫内の自動除湿器

 

 

24時間365日稼働しています。

 書庫に1台ずつ、計5台設置されています。

 

 

 

 

閲覧室内の除湿機

 

 

保存環境を一定に保つため、夏は除湿機・冬には加湿機として使用します。

湿度は50%台になるようにしています。

 

書庫内の図書

 

 

 

図書の上には埃よけとして中性紙を敷いています。

図書の下にはアーカイバルボードを敷き、冬の書架の結露対策をしています。 

 

 

資料の掃除

 

 

旧大橋図書館の本は、掃除後にデータ入力作業をしています。

ダンボールの容器に空気清浄機を入れ、埃が周囲に拡散しないように気をつけながら掃除をします。

ダンボールの容器は職員による手作りです。

 

扇風機も稼働

 

 

書庫内の温度を一定に保つために、夏になると扇風機を稼働させます。日々温度を気にしながら、台数の調整をしています。多い時には8台稼働することもあります。

 

温湿度を計測

 

 

 

書庫、閲覧室など合計12箇所の床にデータロガー(HOBO)を設置し、温湿度環境を測定しています。

 

簡易帙(かんいちつ)をつくる

帙とは、書物の損傷を防ぐために包む覆いのことです。

当館で考案された簡易帙は、費用をかけずに簡単に作成できます。

毎年、国会図書館で行われる「資料保存研修」の資料として紹介されています。

国立国会図書館 ホーム<保存協力<研修・保存フォーラム内<「実演・簡易帙をつくる」

 







 

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