三康文化研究所/三康図書館

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憲秩紊本

憲秩紊本

図書 約1,280冊

 

図書や雑誌の出版を規制する「出版法」や「新聞紙法」により1893(明治26)年-1945(昭和20)年敗戦の頃まで、国家による検閲が行われました。

 

1910年-1911年、明治天皇暗殺を計画したとして幸徳秋水ら多数の社会主義者が検挙された「大逆事件」を契機に、社会思想関係文献への取り締まりが厳しくなりました。

憲秩紊本は法律や秩序を乱す(紊乱)本という意味で、大橋図書館独自の名称であり、1940年5月に778冊、1943年9月に394冊の「閲覧禁止図書」に指定された図書を指します。

 

大橋図書館の主事であった竹内善作は、何かと理由を設けて憲兵や特高を書庫に入れず、基本(事務用)カードを別置保管して図書を守り抜きました。

 

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