旧大橋図書館について
1902年~1953年、都道府県立の規模で、公共図書館としての役割を担っていた私立図書館
明治期最大の出版社である博文館創業者の大橋佐平の意思を受け継ぎ、息子の新太郎が創立した
博文館発行の資料が充実
「日本大家論集」「太陽」 「日本之少年」「少年世界」「少女世界」
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数々の成人向け雑誌「日本大家論集」「太陽」や叢書、児童向け雑誌「日本之少年」「少年世界」「少女世界」や叢書『少年文学』、『世界お伽文庫』など
明治大正期の国内出版物は殆ど余さず整備 人類学や考古学の本も完備
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児童サービスの先駆け
児童室の看板 |
『まあるいてえぶる』 |
児童書の充実を図り日本初の特殊目録といわれる『少年図書目録』(1910年)を刊行 巌谷小波らによる口演童話や映画会など集会活動も実施 1926年に児童室を設置し、1930年、学齢前からの児童も入館 小学校5年生以上には無料貸出、幼稚園への貸出文庫の実施 児童室のPR誌『まあるいてえぶる』(1937年9月『マルイ・テエブル』に改題)を発行し、 司書が書いたお話や児童達の作文を掲載
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当時の新しい試み
館外貸出書の陳列棚を開放して選択を閲覧者の自由にすること
閲覧者専用の食堂に隣接して理髪所を備えること
※出納手の為、寄宿舎を設けること
便所を1 階より3階まで各階に備え 汚物の処分を浄化装置としポンプにて汲み出すこと
電灯には停電の準備に蓄電池式予備灯を設けること
書庫内の昇降機は自動電気装置とし、別に停電に備えて手引装置も設けること
※出納手(すいとうしゅ)…図書館で書庫の中から利用者のところまで本を運んでくる作業を主たる職務とする担当者のこと
大橋図書館 外観 |
新刊書架 |
婦人室 |