増谷文雄(1902-1987)(マスタニ,フミオ)
仏教学者
1964年-1987年三康文化研究所評議員並びに研究指導員(指導教授・研究顧問)
『増谷文雄著作集』全12巻(角川書店出版)を刊行しています。自選による著作集で、昭和5年から約50年間の著作を内容としています。
原稿を作成するにあたっては、長考し熟慮を重ねて書き上げるのが常でした。
『学者としての追求のしかたというものは、いつもまず「なにゆえに」と問うことから出発するのであります。(中略)しかるに、さいわい、わたし自身の仏教追求のあゆみにおいては、その問いはいつも明快に答えられました。(中略)わたしのもろもろの著作は、結局、そのような仏教研究のあとを記したものに他なりません。』
『増谷文雄著作集』著者のことばより(一部抜粋)
蔵書が散逸しないようにと遺族により寄贈されました。
「財団法人三康文化研究所所報」第23号は、増谷文雄博士の追悼号となっています。
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