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『下水道調査報告書 其一』
請求記号:タワ4-900ア
東京市下水道改良事務所編
東京市下水道改良事務所刊行
1913年11月発行
東京市技師の米元普一による調査報告書。
1911年に下水道施設調査のため欧米諸国に出張し、ドイツ、イギリス、フランス、オーストリア、トルコ、ベルギー等のヨーロッパ諸国を巡り、アメリカにも渡り調査した内容の報告書。本書はドイツ、フランス、オーストリアの内容が記されている。
他機関では所蔵の確認ができない貴重な資料(2025.2.20時点)
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『航空写真測量と其応用』
請求記号:タウ2-830
帝国森林会著
丸善刊行
1936(昭和11)年4月12日発行
航空写真測量は、当時は主に軍事と森林調査に利用されました。軍事では、敵陣地の編成、弾薬庫の位置、交通通信機関等の情報を得るために、また森林調査では、山岳地帯等人が容易に踏み込めない箇所の調査のために、さらに自然災害発生時には被害状況の把握をするためにこの測量が用いられました。本書では、航空写真測量と森林調査法の概要について述べられています。
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『生活の科学化』
請求記号:チホ2-701
和辻春樹(ワツジ,ハルキ)(1891-1952)著
弘文社刊行
1946(昭和21)年4月10日発行
和辻春樹は科学評論家です。和辻は、大東亜戦争(1941-1945)を通じて、日本の科学技術水準の低さを痛感したことから、「文化の秀でた国家」を構成するために「生活を科学化」することで、科学技術の振興を図ることができると考えました。本書では、「生活を科学化」するための私見を述べています。
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『おはなし電気学』
請求記号:ツア2-250
佐野昌一(サノ,ショウイチ)(1891-1952)著
明治書院刊行
1939(昭和14)年10月15日発行
本書は、電気についてわかりすく解説した本です。著者佐野昌一は、海野十三(ウンノ,ジュウザ)のペンネームでSF小説、推理小説を執筆した作家でもあります。通信省電気試験所に勤めていた頃、雑誌『新青年』編集者だった横溝正史(1902-1981)と知り合い、原稿を依頼され書き上げられた作品が、デビュー作『電気風呂の怪死事件』です。
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『装飾の遠慮』
請求記号:テワ2-600
西村伊作(ニシムラ,イサク)(1884-1963)著
文化生活研究会刊行
1922(大正11)年12月30日発行再版
初版:1922(大正11)年12月10日
本書は、生活、教育、住居、家具、衣服等の事物について、すべて一貫して装飾を無くしたら、快く、容易に、美しく、善くなるということを述べた随筆集。著者西村伊作は建築家、生活文化研究家。また、大逆事件で処刑された社会主義者大石誠之助(1867-1911)の影響を受けて社会主義思想を持ち、幸徳秋水(1871-1911)や堺利彦(1871-1933)とも交流があった。
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『東京都緑地計画概要』
請求記号:トコ4-901
東京府土木部土木庶務課編纂
[東京府刊行]
1938(昭和13)年4月20日発行
「東京緑地計画」とは、東京府及び隣県も含めた広域の行楽対策のために立てられた緑地利用計画のこと。1932(昭和7)年10月10日、この計画の策定、実施を目的とした、東京緑地計画協議会が設立。なお、東京緑地計画協議会は、内務省、東京府、東京市及び東京府に隣接する神奈川県、埼玉県、千葉県の関係者によって構成された。
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