三康文化研究所/三康図書館

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生理科学

生理科学

生物・東洋医学

 

 

『昆虫記(一)』

請求記号:ウソ2-9ア

アンリ・フアブル(1823-1915)著

大杉栄(1885-1923)訳

叢文閣刊

1924(大正13)年12月20日第八版発行 

 

大杉栄は、無政府主義者、社会運動家です。大杉は、生物学と文化人類学を軸として自身の社会思想を創り上げようとする中で『昆虫記』に出会い、全11巻の全訳刊行に取り組みました。しかし、第1巻刊行後、1923年9月16日、甘粕事件で扼殺され、第2巻以降の翻訳はフランス文化研究者椎名其二(1887-1762)等に引き継がれました。なお、本書は、大杉栄の訳書であるが発売禁止処分の記録はありません。

 

 

 

『本草学論攷』第1冊-第4冊

請求記号:エク3-680

白井光太郎(シライ,ミツタロウ)(1863-1932)著

春陽堂書店刊行

1933(昭和8)年7月~1936(昭和11)年8月発行

 

白井光太郎は、植物病理学者、本草学者、菌類学者です。本草学は、薬用とする植物、動物、鉱物の形態、産地、効能等を研究する東洋で発達した学問のことです。奈良時代、遣唐使が中国から伝え、江戸時代に全盛をきわめました。本書は、本草学史、植物研究、園芸植物、自然保護等についての考察をまとめた論文集です。なお、第5巻まで発行予定でしたが、未刊に終わりました。

 

 

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